2019アジア映画の祭典!その2

上映会場は、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 です。

全27作品の中から、ジョン特異な観点から、数作品紹介します。
下記の映画祭ホームページからは全作品見れますよ。

http://www.focus-on-asia.com

1 ナイト・ゴッド
2018年/カザフスタン/110分
見た者すべてが焼き尽くされるという闇の支配者 夜の神 の正体とは?

二度と戻らないははずだった故郷に帰ってきた男と娘。町は闇に支配され、
「やがて空に巨大な神の顔が現れ、それを見た者は1人残さず焼き尽くされる」
という世界の終末を前に、人々は神や善悪の観念さえ失い、カオスの中で生き
ていた。そこで父と娘が体験する暴力と不条理を、絵画的な映像と寓話的
メタファーの中に描く。。

2 シヴァランジャニとふたりの女
2018年/インド/123分
今も昔も変わらない妻たちの現実、それでも凛と立つ女たち

たった一度の口答えで夫に家出される女性。「家族の名誉に関わる」と夫の
家族に日記の開示を迫られる共働きの妻。そして結婚を機に家族に世話に
追われる元アスリートの主婦シヴァランジャニ。異なる年代に生きる女性3人
を通して描かれるには、現代インドに残る女性蔑視の現実。それでも前に
進む彼女たちの姿が感動を呼ぶ。

 

3 マンタレイ
2018年/タイ・フランス・中国/105分
ミャンマー国境近くの海と森を舞台に展開する
浮遊感に満ちた友情とサスペンス!

かつて多くのロヒンギャ難民が溺死した海に面するミャンマー国境近くの
タイの村。森で負傷し倒れていた男を助けた漁師の青年は、言葉も話せな
い彼を トンチャン と名付け、不思議な共同生活を始める。或る日、青年
が海で姿を消し、トンチャンは彼に成り代わったように生活を引き継ぐ。
そこに青年の元妻が現れて。。

4 それぞれの道のり
2018年/フィリピン/118分
3人三様の持ち味を生かして描く それぞれの
旅 の行き着く先は。。

フィリピン映画生誕100周年を記念して製作された本作は、フィリピン・
アートシネマの巨匠3監督によるオムニバス作品。統一テーマは「旅」。
モノクロ長回しの静謐な魔術的映像美が圧倒的なディアス、手持ちカメラ
を屈指した映像が臨場感あふれるメンドーサ、息子の旅を活写したタヒミック
と、3人三様の個性が際立っている。

 

2019年08月28日